朝鮮民主主義人民共和国
朝鮮民主人民共和国(チョウセンミンシュシュギジンミンキョウワコク)は、東アジアの朝鮮半島に位置するヘゲモニー政党制社会主義共和制国家。
日本政府は、国家承認をしていないが、地理院地図など地図には独立国として記されている。
概要
朝鮮半島の分割統治においてソ連側(北)が独立した方。
1950年の朝鮮戦争では大韓民国を追い詰め韓国側は南東部だけになったが南側も北を追い詰め最北部だけになった。[1]
現在は38度線で分断されている。朝鮮民主主義人民共和国の方が面積は広い。
憲法上は、朝鮮半島全域を共和国の領土としており、大韓民国の支配区域は不法だとしているほか、大韓民国をアメリカ合衆国の属国と見ている。[2]
同じく南側も、共和国を北傀(ソビエト連邦の傀儡)という蔑称を使用していたが南北関係が向上した現在は廃語である。
現在はマルクス・レーニン主義ではないがYouTubeには勘違いするユーザーがいる。
政治
政治体制
政治体制は、中華人民共和国の中国共産党と同じく朝鮮労働党と傘下の衛星政党によるヘゲモニー政党性であり、朝鮮労働党と敵対する政党は認められていない。
朝鮮労働党党首である第一書記は国家元首を務める。現在、国父金日成の家系がシンガポールのように世襲している。 三代目国家元首には長男金正男が就任されるはずだったが、共和国を去っていたため候補からはずれた。同時に異母次男の金正哲も、当時行方不明だったため、三男で政治に前向きな金正恩(当時の漢字表記:金正雲)が就任することになった。
共和国の第一書記は独裁者の扱いである。
現在の朝鮮労働党第一書記であり、国家元首は金正恩。
経済
ほとんどの企業は国営である。
南側の大韓民国と合同で設立された企業も存在する。(韓国のカルトと合同で設立された平和自動車など。)
2002年に平安北道の道庁所在地で中国と接する新義州市が新義州特別行政区として一国二制度の市場経済地区として設立されたが現時点でインターネットなども政府のサイトしか見れない。
国営航空会社の高麗航空(コリョコウクウ)が存在する。
文化
服装
米国側(南)から独立した大韓民国よりも西洋文化が悪とされているため、朝鮮民族衣装を着ることが多い。
もちろん、洋服を着る人も多い。北朝鮮は寒いので夏でも長袖の人が多い。
ちなみに、首都平壌直轄市にはスウェーデンの大手ファッションブランド、H&Mの店舗がある。
文字
文字は全てハングル(北朝鮮名チョソングル)が使われている。[3] 南側の大韓民国と違って、漢字表記を全廃しておりあくまでも人名や地名の漢字表記は外国語の扱いである。[4]
朝鮮労働党の機関紙である国営の労働新聞電子版を見ると、漢字ハングル交ぜ書きの新聞が多い南側と違って、全てがチョソングル表記である。
音楽
政府監修の音楽集団が存在する。
著作権
日本や米国は共和国と国交がないので共和国の著作物を無断で使用料を払わず使用可能である。
そのため、YouTubeなどの動画共有サービスに多くの動画が投稿されている。
自然
気候
朝鮮半島の北部であるため、冬はかなり寒いが北海道よりはまだよいとされる。
山々
両江道には朝鮮半島最高峰の白頭山(中国名:長白山)がそびえたっている。中国との国境に位置している。日本の富士山のように中国と北朝鮮でどちらの山か争っている。
一般的に日本では朝鮮の山というイメージである。
南側の大韓民国は朝鮮半島全域を領土としているため韓国国歌の歌詞には「白頭山」が入っている。
放送・通信
放送
放送は国営の放送局のみが認められており、民間放送局は認められていない。
もちろん国営なので政府のプロパガンダである。政府に目障りなことは報じないとされる。
また、少ないが国営テレビ局、朝鮮中央テレビではコマーシャルも放映された。有名なのは国営テレビ局で2009年(主体歴98年)に初めて放映された大同江ビールである。
インターネット
インターネットは、政府のサイトのみ存在し、民間はサイトを作ることができない。
また、インターネットの鑑賞には政府の許可が必要(現在は不明)であるため簡単にインターネットに触れることはできない。
政府公式ポータルサイト、ネナラの日本語版は金正恩委員長を讃える記事が多く聖教新聞のようである。
国旗
関連項目
- 大韓民国 - 朝鮮半島分割で米国が独立した方。共和国の宿敵である。お互い統一したいらしく、共同で行事を行うことがある。
- ロシア連邦 - ソ連側の後継国家であり、旧宗主国である。
- 中華人民共和国 - 旧宗主国。弾道ミサイルの発射で関係が悪化している。
- ベラルーシ
- アメリカ合衆国 - 宿敵
- 日本 - 旧宗主国である。国交を結んでいない。日本との関係は日本人拉致や弾道ミサイルなどで悪化している。
- シンガポール
- 社会主義
- 社会主義国家
- 主体思想
外部リンク
労働新聞(朝鮮語)
デイリーNK - 大韓民国の民間による北朝鮮の実態を報じるニュースサイト。
朝鮮中央テレビの公式YouTubeチャンネル?(朝鮮語、英語、ロシア語)